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只見線、全駅訪問記。
只見線は、福島県の会津若松と新潟県の小出を結ぶ135.2Kmの単線・未電化の線で、途中、36の駅がある。
只見線の駅訪問は96年4月28日の七日町駅に始まり、96年10月5日の入広瀬駅を最後に、7日間(4月28日は七日町駅だけなので、実質6日間)かけて、訪問を完了した。以下はその記録である。
0.はじめに
只見線はご存知のように、会津鉄道が乗り入れている会津若松−西若松を除いて、超閑散なローカル線で、運転本数は少なく(一日3本の区間もある)、山間地の割には駅間が短いという、全駅訪問には悪条件がそろっている。 小出、会津若松の始発電車は早朝で、宿泊しなければ利用できない。終着は新幹線なら東京まで帰ることができるが、「青春18切符」は利用できなのはくやしいところだ。
それでは、日を追っておつきあい願いたい。
1.96年4月28日(日)
JR東日本はいじわる(?)な会社だ。ゴールデンウイーク・夏休み期間中等は「ウィークエンドフリーきっぷ」が使えない。代りに、「Go・Goフリーきっぷ」が発売されるが、前者が15000円・2日間有効にたいし、後者は24000円・3日間有効になる。(価格は当時)3日分の切符の方が、2日分の切符より一日当たりの単価が高いのは、納得ができない。3連休のとき、「ウィークエンドフリーきっぷ」で2日目の夜に「ムーンライトえちご」で帰宅するのがとても効率的に思えるので、余計だ。
前置きが長くなりましたが、この時は、「福島・会津磐梯ミニ周遊券」を利用し4月27日・28日の両日で、磐越西線:郡山・喜多方間の全駅訪問を達成した。会津若松で時間があったので、只見線は「七日町駅」一駅だけの訪問である。
この訪問で、七日町駅すぐにコンビニがあることがわかり、それなりの収穫があった。途中で弁当が手に入りにくい只見線では、毎回お世話になった。(会津若松駅構内にもコンビニがあるのだが、始発利用時には、まだ開店していない。)
訪問記録、一駅「七日町」
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2.96年8月10日
この日は、お気に入りの「青春18切符」を持って出かける。東京から日帰りである。
上越線下りの始発列車で、赤羽から高崎・水上へと乗り継ぐ。小出発の2番列車(といっても13時00分発なのだが)を目指す。それまで間があるため、六日町駅・大沢駅・浦佐駅・五日町駅とまわり、11時53分に小出駅に着く。いよいよ、只見線への乗り入れだ。発車の1時間以上も前に小出駅に着いたのは、効率的にまわるため、次の「薮神駅」まで歩いて、上り2番列車に乗ろうという考えだ。
暑いなか、小出の商店街を通り抜けて、40分ほどで薮神駅に着く。駅の周りは商店も多く、超閑散線区の駅付近とは思えないほどである。閑散線区なら、駅ホームから民家が見当たらない、見えるのは民家数軒+商店などというのも珍しくないことである。只見線の駅名標は凝っていて、通常の鳥居型ではなく、ポールに前駅名・当駅名・次駅名を書いた3つの鉄板が固定されている。
待つこと20数分、上り列車が来て、「越後広瀬駅」まで一駅乗る。2輌編成のディーゼルカーで、結構混んでいる。降りる人は何人かいるが、乗るのは私一人だ。次の駅までなので、デッキに立ったままだ。越後広瀬駅は、かつては駅員配置であったようで、駅舎が残っている。次の列車まで間隔があるので、「魚沼田中駅」まで歩く。列車に乗りに来たのか、歩きに来たのか、わからない。
魚沼田中駅は待合室しかない小駅である。ここから、次の越後須原駅まで歩く時間があるのだが、さすがに疲れたので、2時間30分待って16時23分発の上りで「越後須原駅」まで行き、下り17時21分で小出駅まで戻る。越後湯沢−高崎間は、在来線普通列車がないので、しかたなく新幹線を利用し、帰宅する。
訪問記録、四駅「薮神駅」「越後広瀬駅」「魚沼田中駅」「越後須原駅」
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3.96年9月7日〜8日
この日も、「青春18切符」を持って出かける。東京から一泊二日である。
郡山まで普通列車を乗りついで、特急「ビバあいづ」で会津若松へ向かう。青春18切符を持ちながら、特急に乗るのはくやしいが、会津鉄道の南若松、門田に未訪問のため、昼までに両駅を回れる時間がとれる、特急に乗る。昔は、車輌の有効活用のため、同一車輌を複数線区で使用したが、「ビバあいづ」の車輌は磐越西線専用である。このため、一輌は会津紹介専用車となっているほどだ。
会津若松12時34分発で「西若松駅」へと向かう。20分ほど待つと、下り列車が来る。当日は、第一土曜日(土曜日でかつ学校登校日)のため、不定期列車運転日で、都合がよいのだ。
「会津高田駅」「会津本郷駅」「若宮駅」「新鶴駅」「根岸駅」「会津坂下駅」とまわる。各駅とも、典型的な高校生中心の通学駅である。朝の上り列車は相当混雑するらしく、定時運行確保のため、乗車後車輌中央部に入るようにとかのお願いが掲示されている。只見線に限らず、一般的に一部高校生の乗車マナーは悪く、JRローカル線は彼ら・彼女らのために残っているという一面もあるわけで、複雑な気持ちだ。もっとも、大人の団体酔客のマナーも相当悪いが、特急列車だってその人達の利用に支えられているという面もあり、高校生だけを責められない。
18時45分着の上りで七日町駅まで戻り、近くのビジネスホテルに投宿する。
8日は、5時起きである。まず、コンビニで朝食・昼食を買う。只見線のように、途中で食料補給が困難かもしれないローカル線では、早めの食料確保が不可欠だ。列車に乗っていると、たいした運動をしているわけでもないのに、やたらと、お腹が空く。食料確保は重要案件だ。
「会津柳津駅」「会津坂本駅」「塔寺駅」「会津桧原駅」「郷戸駅」「滝谷駅」とまわる。すべて、1面ホームの駅で、行き違いができない。会津柳津駅・滝谷駅以外は駅舎もなく、早朝に確保した食料をありがたく頂戴する。帰路は、郡山経由で、黒磯から全車指定の「フェアウエイ」にした。
訪問記録、十三駅「西若松駅」「会津高田駅」「会津本郷駅」「若宮駅」「新鶴駅」「根岸駅」「会津坂下駅」「会津柳津駅」「会津坂本駅」「塔寺駅」「会津桧原駅」「郷戸駅」「滝谷駅」
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4.96年9月14日〜15日
この日は、「ウィークエンドフリー切符」を持って出かける。東京から一泊二日である。小出より、只見線に入る。小出駅の2番列車「13:00」発会津若松行きをめざす。それまで時間があるので、上越線の駅を5駅まわる。
只見線でも一番閑散な区間をまわる。「本名駅」「会津越川駅」「会津横田駅」「会津大塩駅」であるが、いずれも、ホームは一面しかなく、長さも1輌分である。小雨の中、横田・大塩への移動は徒歩である。駅が町外れにあり、道を聞いて行かねばならない。七日町駅に20時21分に着き、近くのビジネスホテルに投宿する。
15日は七日町を5時58分の始発で出発し、10駅をまわって、会津若松に20時25分に戻る。新幹線は便利で、東京着23時32分で帰ることができる。途中、会津塩沢駅の近くでは、水面に映る、気動車を撮影している人が何人かいる。会津川口駅では20分停車を利用して、駅前のパン屋さんでおいしい(結果論であるが)パンを買う。
訪問記録、十四駅「本名駅」「会津越川駅」「会津横田駅」「会津大塩駅」「会津中川駅」「会津水沼駅」「早戸駅」「会津蒲生駅」「会津塩沢駅」「会津西方駅」「会津宮下駅」「会津川口駅」「只見駅」「田子倉駅」
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5.96年10月5日
この日は、「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を持って出かける。この切符は、回数を除いて「青春18切符」と同等である。東京から一泊二日であるが、只見線は一日目で終了した。
中央線の事故で、高崎線の始発に遅れ、上越線の2駅を回って、小出発の二番列車をめざす。
「大白川駅」まで行き、徒歩で、「柿ノ木駅」「入広瀬駅」「上条駅」まで戻る。途中、国道はスノーシェルターで覆われているところが多く、豪雪地帯を思わせる。列車の運転本数は少ないし、国道の交通量も驚くほど少ない。
意地で歩いた只見線の全駅訪問であった。
訪問記録、四駅「大白川駅」「柿ノ木駅」「入広瀬駅」「上条駅」
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以上